2013年05月18日
皮と糸竹
古文で「皮」と言えば「鼓」
「糸竹」と言えば「楽器からひいては音楽」
と、一方的に、
家庭教師先の学生さんが丸暗記させられそうになっていて、
気の毒だったので、高校生向けに解説します。
①なぜ、皮=鼓 なのか?
今は、合成皮革(ごうせいひかく)と言いまして、
人工的に鼓の皮を作っていたりもするんですが、
昔は、合成皮革は存在しません。
そんなわけで、三味線の皮=猫 だったりしたわけですが、
古文でターゲットになるような時代は、三味線成立以前なので、
そうなると、
(小)鼓の皮=馬の皮
(大)鼓の皮=馬の皮
太鼓の皮=牛の皮
で、鼓の皮には、馬の皮を使うことが圧倒的に多かったので
(たまに、牛あり)
皮=鼓 という図式が、
古文的には出来上がったりしてたんだろうなと思います。
今も、本物の皮のことを「本皮」と言い、
合成皮革と区別して呼んでいます。
「糸竹」と言えば「楽器からひいては音楽」
と、一方的に、
家庭教師先の学生さんが丸暗記させられそうになっていて、
気の毒だったので、高校生向けに解説します。
①なぜ、皮=鼓 なのか?
今は、合成皮革(ごうせいひかく)と言いまして、
人工的に鼓の皮を作っていたりもするんですが、
昔は、合成皮革は存在しません。
そんなわけで、三味線の皮=猫 だったりしたわけですが、
古文でターゲットになるような時代は、三味線成立以前なので、
そうなると、
(小)鼓の皮=馬の皮
(大)鼓の皮=馬の皮
太鼓の皮=牛の皮
で、鼓の皮には、馬の皮を使うことが圧倒的に多かったので
(たまに、牛あり)
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古文的には出来上がったりしてたんだろうなと思います。
今も、本物の皮のことを「本皮」と言い、
合成皮革と区別して呼んでいます。
皮と糸竹2
保昌と袴垂(やすまさ と はかまだれ)
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マーク模試(古文)
古文の勉強方法⑤(笠間書院)
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Posted by あや乃 at 22:23│Comments(0)
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