たまりば

地域と私・始めの一歩塾 地域と私・始めの一歩塾三鷹市 三鷹市

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
あや乃
あや乃
三鷹市&武蔵野市で、大学受験用の古文漢文専門塾を立ち上げました。

本業は、翻訳屋さんです。翻訳屋が古文の塾を開く!?
いきさつは、HPを御覧下さい。http://ayano-koten.wix.com/index# 

こちらは、主に「大学受験用」の情報を、流していくブログとしています。
そろそろ、受験の足音が聞こえ始めたような感じなので、週末ごとに記事をUPして行きたいと思います。参考になさって下さい。

古文ネタはhttp://blog.goo.ne.jp/ayano-koten 
主宰あや乃の日常は、http://ameblo.jp/fuyou1972/theme-10073939740.html も、
併せて、御覧になって下さいね。

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by たまりば運営事務局 at

2013年06月23日

三国志

三国志

「今の学生さんは、知らない」シリーズが続きますが、
私は何も「知らない」ことを責めているわけではなく、
「知らない」ことを前提に、
「どう補っていくのか」の方策を提案することによって、
皆さんの後押しをしたいだけなんです。

だから、どうか、学生の皆さんは、気を悪くしないで下さいね。

ところで、保護者の皆さん。
「ベルバラ」どころではなく、
さらにオソロシイことに、
昨今の学生さんは「三国志」を知りません。

うそでしょー(叫)という状況ですが、
本当に、
「曹操、劉備、関羽、張飛、孔明」と人物名を並べてみても、
・桃園の誓い
・三顧の礼
・赤壁の戦い
・泣いて馬謖を切る
・死せる孔明 生ける仲達を走らす
と、故事成語になって、日本語に入っているものを並べてみても、
学生さんは、「全く」御存じない。

「赤壁の戦い」で「レッドクリフ!」と反応した学生さんが、
一人いるのみです(彼女も、三国志の他のエピソードは知らない)

これがオソロシイ自体を招きかねないのは、
世界史というよりは、漢文かな。。。。

今のところ、漢文絡みで、三国志系の出典は、ほぼ見受けられません。
それは出題者の側が「知っている」と思っているからで、
受験者層全体で「知らない」のだとバレタ瞬間に、
雪崩を打ったように、出題してくる可能性があります。

私は、それが一番、コワい。
何しろ、エピソードだけで莫大にありますし、
エピソードとエピソードの繋ぎの部分だけでも、
問題は作れるわけです。

家庭教師先の高校2年生の漢文の教科書に、
十八史略に載っている「赤壁の戦い」の箇所が掲載されていて、
期末の範囲なので、
「とりあえず中身を確認しよう」と思い、TUTAYAに行ったら、
「レッドクリフ」は、全2巻のうち、1巻は貸し出し中。
2巻目は、「痛みが激しく、貸し出し不可」。

ここで引き下がるのも口惜しく、
「何かないかな。。。」と棚を見渡したら、
中国本土で、ドラマで三国志をやっている(やっていた?)らしく、
その日本語吹き替えバージョンがありました。
赤壁だけでDVD5巻。
私は、これを見ました。三国志Three Kingdoms というものです。

かなり、出来が良いものでしたので、
受験生の皆さんや、まだ受験が本格化する前の皆さんは、
どうかこの夏休みに、
レッドクリフでも、三国志Three Kingdomsでも、
小説でも、漫画でも、人形劇(NHKが昔やってました)でも、
何でも良いので、三国志全体のエピソードや人物関係を、
頭に入れておいてほしいなと思います。

なお、現在、テレビゲームがあるのでしょうか?
京王線のドアのところに、何かシールが張ってあります。
あれは、「三国志」という元ネタがあってのことで、
単独オリジナルではありません。
元ネタ知っておいた方が、ゲームそのものも楽しめると思いますよ。

最初が「ゲーム」でも構わないので、
保護者の皆さんには、「それ」をアカデミックにとは言いますが、
さらに別の形に、誘導していって頂きたいなと思います。  


  • Posted by あや乃 at 12:42Comments(0)漢文

    2013年06月23日

    世界史選択の皆さんへ

    今回の話題は、
    保護者の皆さんにとっては、
    「そんな、バカな!」という話かと思います。

    一方、現役の学生さんにとっては
    「私も、知らない」という方が、ほとんどでしょう。

    「そんな、バカな!」と思った保護者の方は、
    どうぞご自分のお子さんで、確認してみて下さい。

    ちなみに、現在、朝日新聞では、
    ベルバラの登場人物によるパロディー
    「ベルバラKids」が連載中ですが、
    「朝日新聞」を取っていても、
    お子さんは、「ベルバラ」を知らず、
    「Kids」がパロディーなことも、理解していないと思われます。

    さらに、
    例えば、「宝塚が好き♪」という学生さんに聞いて、
    相当説明しても「ピン」と来てくれません。
    ものすご~く頑張って、言葉を尽くして
    「・・・・ああ、オカマの話・・・・」という反応が、
    やっと、1人から引き出せたのみ。

    「あーた、日本全国のオスカル様ファンを、敵に回したわね!(叫)」と
    思うわけなんですが、本当に、今の学生さんはご存じないんです。

    世界史選択の大学受験生の方へ。

    池田理代子さんという漫画家がいます。
    この方は、ヨーロッパ史をネタに、漫画を描くことが多く、
    特に、「ベルサイユのバラ」が有名で、略称「ベルバラ」と言いますが、
    この漫画(?)により、
    「フランスの文化や歴史を広める事に功績があった」ということで、
    フランス政府から、レジオン・ドヌール勲章ももらっています。

    史実にかなり忠実に漫画を作っているので、
    (もちろん、創作部分もありますよ)
    世界史選択の方は、
    ヨーロッパ史の補填に、ぜひ読んでおいて頂きたいなと思います。

    特に「天の涯まで」に関しては、
    去年教えていた学生さんが
    「これ読んで、初めてポーランド史が理解できた」と、
    言ってたぐらいなので、苦手な人にはお勧めします。

    ヨーロッパ史をネタに、描かれている漫画は、
    現在、私が把握している有名どころだけで、以下の5つ。

    ①ベルサイユのバラ
    →フランス革命がテーマです

    ②栄光のナポレオン
    →題名から察して下さい。フランス革命に続く時代です

    ③女帝エカテリーナ
    →舞台は、ロシアに移ります

    ④オルフェウスの窓
    →たしか、ロシア革命前夜のロシア&フランス辺りが、舞台だったはず

    ⑤天の涯まで
    →ポーランド史
    ~~~~~~~~~~~~
    ⑥リヒテンシュタイン物語
    →これは最近の出版。
    国立新美術館で開催された「リヒテンシュタイン侯爵家の秘宝」展に併せて、
    書き下ろされたもの。
      


  • Posted by あや乃 at 12:18Comments(0)世界史

    2013年06月21日

    三鷹ネットワーク大学シンポジウム、参加決定!

    皆さん、こんにちは。
    三鷹ネットワーク大学で行われる、
    まち活プロジェクト企画のシンポジウムに参加が決定しました。
    https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/B1310500.php

    日時)7月14日(日)
    会場)三鷹ネットワーク大学
    東京都三鷹市下連雀3−24−3三鷹駅前協同ビル3F
    (三鷹駅至近のビルの中にあります)
    参加)どなたでも。ただし、定員50名
    参加費)500円
    時間)午後1時から午後5時

    この後、場所を変えて、近所で懇親会もあります。
    懇親会は、会費制ではなく、
    自腹制(自分が飲み食いした分だけ、自分で払う)だと伺っております。
    そちらへ参加頂いても、楽しいかと思います。

    ご都合の宜しい方は、どうぞお出かけになって下さいね。

    主催者からの紹介文では、
    「和楽器愛好家として古典の魅力を語」らなければいけないようで、
    一体、何を話したもんだかと困っております。
    日ごろ、ブログを読んで頂いてはいても、面識のない方で、
    「聞きたいことがある」方も、おいでなのではないかと思うのですが、
    そういう方は、質問を携えて、
    「助ける」と思って、どうぞお越しになって下さい。
    話をする上で、大変!助かります。

    当日、皆さんにお会いできるのを、楽しみにしております。  


  • Posted by あや乃 at 12:39Comments(0)

    2013年06月15日

    現代文の成績が伸びない

    「現代文の成績が伸びない」という相談が、時々あります。

    私は、塾でも教えているのですが、
    最近受け持ちになった生徒さんに、
    国立大学付属中学校在籍の中学3年生の男の子がいます。

    「現代文の成績が、イマイチ」という塾長の話だったんですが、
    本人と話をしていて、オソロシイことが判明。

    何しろ、彼は「課題文を読んでいない」

    「どうやって、問題、解いてるの!?」と聞きましたら、
    「下線が引っ張ってある(つまり、問われている)箇所の、
    前後3行ぐらい読んでる」

    あ~学齢期のお子さんをお持ちの、全国の保護者の皆さん!
    あるいは、このブログの記事をたまたま目にした、学生さん!

    課題文は、全て!!!!!!!!!!!!読みましょう!
    課題文を通しで読まずに、
    点数が出てくるほど、現代文の問題は甘くありません。

    確かに、一般的なセオリーとして、
    「下線の引っ張られた、前後3行ぐらいに、答えがあることが多い」
    という傾向にはあります。

    傾向にはありますが、学年が上がっていけば行くほど、
    そんな小手先のセオリーや、マニュアルでは点が取れなくなっていきます。

    「現代文の成績が、思わしくない」と思われる親御さんは、
    「どう、問題を解いているか」を、大至急、確認してみて下さい。

    前後3行マニュアルは、中学受験に際し、
    大手中学塾が「当座の対応」の<つもり>で教えたことを、
    そのまま学生が鵜呑みにしてしまった弊害だろうと思います。
    どこの塾が、そんなマニュアル指導をしたのか、
    大体の見当も付きますが、面倒なので、塾名は晒しません。


    マニュアル頼りも、マニュアル指導も、止めて頂きたい!

    学力は、その教科や学問の本質に近い所に立ち返って、
    教える事が出来ることこそ、教える側の力量だと思いますし、
    また本質に肉薄することを学んでこそ、
    学力と言うものも、驚異的に伸びていきます。

    「中学受験の現代文さえ、解ければ良い
    (それで私立中学に入れれば良い)」と、
    仰った親御さんが、去年、実際においでした。
    私は、実に険悪な雰囲気で、
    その親御さんと睨み合うことになってしまったんですが(苦笑)

    普段から、文字に慣れていないのに、
    試験問題だけ<解ける>なんてことが、あるわけないんです。

    そこのお子さんは、小学校6年生でしたが、読解能力は3行が限界。
    後は、ひたすら時間つぶしで、机の前に座って、
    時間が過ぎ去るのを待っているお子さんでした。ある意味、忍耐強い。
    実際の入試は、
    彼の読解能力を遥かに超えた長文を、
    短時間で2題も読まなきゃいけないんです。

    文字を与えずに、あるいは文字の重要性を認識せずに育てておいて、
    「現代文の成績が、思わしくない」と、
    結果だけを求めて、子供を責めては、子供が可哀相です。

    読み書き能力を基盤とする言語能力こそが、
    人間を人間たらしめる所以であり、
    人類の文化的発展の源だろうとも、私は、考えます。

    また「外国語能力は、決して、母語の能力を超えません」
    「話せるのに、活字の読み書きが覚束ない、あるいは苦手」というのは、
    この際、はっきり書きますが、言語を問わず、それを文盲と言います。

    学齢期のお子さんのおいでになる親御さんには、
    言語教育の一環としての日本語能力や、日本語の運用能力(読み書き)、
    人間にとっての、言語や母語の重要性を認識して頂きたいなと思います。

    また、全国の塾・予備校関係には、
    「3行マニュアル」を律儀に鵜呑みにし続けて、
    学年が上がるにつれ、点が伸び悩み、苦しんでいる学生さんがいることに、
    ご配慮頂きたいものだと思います。

    我々の仕事は、
    学生さんの点数を上げること(偏差値を上げること)ではありますが、
    マニュアルや力技だけでは限界がある(学年が上がるにつれ)ことは、
    教えている側が、一番よくご存知でしょう。

    目先のことのみに囚われるのではなく、
    広く大きな視点を持って、学生さんの学びに寄与して頂きたいなと思います。  


  • Posted by あや乃 at 12:42Comments(0)現代文

    2013年06月01日

    模試解説講座

    予定しておりました模試解説講座は、
    申し込み多数により、締め切りました。
    ご了承下さい。

    なお、7月14日(日)に、
    三鷹ネットワーク大学主催のシンポジウム(のようなもの?)で、
    「何かしゃべれ」と言われておりまして、
    参加いたします。
    詳細が決まり次第、また掲載しますが、
    興味がおありの方は、どうぞお出かけ下さいませ。  


  • Posted by あや乃 at 01:35Comments(0)大学受験生